若き活仏と老僧

ナンシ僧院は東北チベットのアムド地方のンガワにあります。早朝に成都を出発すれば午後にはンガワに到着できます。

 

 

 

このンガワには現在最も規模の大きなボン教僧院があります。ナンシ僧院と言い、1,000人以上のお坊さんがいらっしゃいます。最大規模と言っても仏教寺院に比べたら小振りですが・・・

 

 

 

ナンシ僧院の特徴は、しっかりした論理学堂を備えていることです。チベット中にボン教の瞑想学堂はありますが、本格的な論理学堂は数えるほどしかありません。ここで14年ほど勉強したら、ゲシェ(仏教博士)の学位が得られます。

 

 

 

ナンシ活仏
ナンシ活仏

 

 

 

この僧院の住職は代々同じ活仏。つまり高僧の生まれ変わりです。ちょうど上の写真の一番手前のお坊さんです。まだ若い方です。

 

 

 

そのすぐ後ろに背の低い老僧の姿があります。この方はギャオ・リンポチェと仰り、大変な瞑想の達人なのです!ボン教徒だけでなく仏教徒からも尊敬を集めているラマだそうです。

 

 

 

 

 

 

このラマにお会いしてはじめて、チベット本土にもまだ素晴らしい高僧が生き残っていることを実感しました。思わずこのラマの伝記をねだってしまうことに!

 

 

 

過去の偉大なラマの伝記だけでなく、今もチベットで御存命のラマの伝記も翻訳し、ご紹介出来たらいいなー、とこの写真を見るたび思うのです。

 

 

 

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