女性成就者の本1/2

私の友人で、ロシア人のディマとイギリス人のキャロル夫妻が編集した本(英語)が出版されます。その告知ページの訳を数回に分けて掲載します。

 

 

 

 

『ボン教ゾクチェンの女性系譜所持者による心髄の教え』

 

 

 

ボン教でもチベット仏教でも、女性師範の系譜が記録されることは稀なことだ。ボン教女性成就者による30つの神髄の教えがはじめて誰にでも英語で入手可能になった。実際この本では多数のユニークな特徴が一冊の本に凝縮されいる。

 

 

 

先ず第一に、これがもっとも重要なことだが、ゾクチェン・イェティ・ターセル・モギュ、つまり、中央アジアとアジア奥地出身の女性の継承者たちのこと。彼女たちは貴いゾクチェンの教えを授かり、生涯の間に完全なブッダの境地に到達した。こうした驚くべき智慧の女性達はさまざまな環境に耐えながら修行し、自らの心の本性について洞察を得た。

 

 

 

 

 

 

彼女たちは神通力を持ち、自らの体験のエッセンスを唯一の女性の弟子にだけ伝えた。こうした典型的な心髄の教えは貴重な甘露の滴のように集められ、8世紀にボン教聖者ラチェン・テンパ・ナムカにより書き取られた。

 

 

 

 

最も学識深いヨンジン・テンジン・ナムダク・リンポチェはこの経典について欧米で二度説かれたことがある。その時の法話内容が編集され、本書に収められている。この本には根本経典の翻訳も含まれている。

 

 

 つづく・・・