ティテン・ノルブッツェ・ボン教僧院にはお坊さんの他に、尼さん、チベット医学候補生(まだ子供ですが)、外国人、犬一匹。
ボン教の素晴らしさはその哲学と瞑想です。
それを実践する人々もとても魅力的です。
今回は私の数いるお坊さんの友人の中でも特に、
ダンソン・ナムギャルさんについてご紹介します。
写真は”ボン教僧院訪問記”を書いてくれたKさんのもの。
ありがとう!
彼と初めて出会ったのは2000年以降。
2007年には彼と同級生による一週間のポワのリトリートに私も参加。
その時の写真はポワのレッスンでいつもご紹介しています。
数年前にゲシェ(仏教博士)の学位を得て、今や先生なのです!
このダンソン・ナムギャル先生はユニークな人柄です。
それ以上に彼の経歴がとてもユニーク!
1970年生れ。
1991年から1995年 ボン教総本山メンリ僧院にて学ぶ
1995年から2005年 インドのセラ僧院にて学ぶ
2005年以降現在まで ティテン・ノルブッツェ僧院在籍。
2011年ギェシェの学位取得!
なんとダンソン・ナムギャル先生はセラ寺でも研鑽を積まれているのです!
セラ寺と言えばチベット仏教ゲルク派の大僧院。
と言っても彼は生粋のボン教徒!
ボン教のお坊さんの中には時々ゲルク派で論理学を学ぶ人がいます。
現メンリ総本山の住職も亡命前にデプン僧院に数年在籍されました。
ボン教がいつも比較されるのはニンマ派。
でもゲルク派との関係も無視できません。
この件についてはまたの機会に。
ボン教徒の好奇心は宗派や派閥を超えます。
他学派の研究にも怠りはないのです!