リトリート最後の日には午後から必ずガーナプジャの供養が行われます。
神仏にたくさんのお供え物をして、最後にはみんなで分け合って食べる儀式。
ビスケット、チョコレート、ジュースだけでなく、ワインも振る舞われます。
(もちろん、ラマやお坊さんたちは飲みません!)
ガーナプジャ終了後、参加者ひとりひとりリンポチェの所に足を運び、
祝福の白いスカーフ(カタ)を捧げながらお礼と暇乞いします。
でも私はいつも暇乞いの時に込み入ったお話などするので、
ガーナプジャがはじまる前に、ゲストルームでご挨拶をすませます。
ラマにお会いする時、目の前で五体投地を三回するのが仕来たり。
そのまま前に進み、カタを広げ差し出します。
この時一般的にはラマが指先で頭を触れてくれますが、
親密な弟子だと、弟子の頭にご自分の頭を当ててくれます。
今回なぜかリンポチェは満面の笑み。
「またすぐ会おうな」と仰いました。
この時にスンドゥと言うチベット式のお守紐をたくさん頂きます。
瞑想教室で皆さんにお配りするためです。
ひとしきりお話をした後、ご挨拶がすんだら後ずさりしながら退出します。
ラマには背中を見せるのは失礼にあたるからです。
思い出したように「パリスで観光にいくのかい?」とラマ。
パリのことを英語でパリスと複数形みたいに言うのはなぜだろうと思いながら、
「明朝フライトがありますので、パリスには一泊するだけです」と私。
「パリスではファイブスター・ホテルにでも泊るんだろう」と嘲弄気味にラマ。
キター!帰依の受戒の時のカタキを取ってやろうと、
「今晩は道端で寝ようと思います。お金をくれる人がいるかもしれませんから」と私。
「それなら目の前に小銭を置いておけ。お金を置いて行く人がいるぞ」と、ラマは答えられました。
お付きのお坊さんにバカウケ!!
またしてもリンポチェに一本取られたカタチになりました。。。(涙)
まだまだお元気でいて頂きたいです。
ご長寿を!