とても幸せなお知らせです。
11月の下旬にケンポ・テンパ・ユンドゥン・リンポチェが来日されます!
ケンポとは僧院長のこと。
私の第二の故郷であるボン教僧院ティテン・ノルブッツェ僧院の僧院長です。
僧院長でしかもリンポチェという称号を授与されているくらいですから、
高僧の中の高僧!
高僧と言っても私と同年齢。
でもその学識の深さは並大抵ではありません。
リンポチェと私の出会いは古く、
私が1994年ボン教僧院の下見に行った時に対応してくれたのがこのお坊様。
彼は当時まだボン教総本山メンリ僧院でゲシェ(仏教博士)になったばかりでした。
1969年リンポチェはネパール北西部のドルパタンで生れました。
ドルパタンはとても古いチベット難民キャンプです。
お父さんはとても有名なボン教密教行者でしたが、
小さいうちに亡くなられたそうです。。。
11歳の時ドルパタンにあるちいさなボン教僧院で出家された後、
北インドにあるボン教総本山メンリ僧院でボン教哲学をすべて修められました。
当時のボン教僧院はどこからも援助の手が得られず、
お坊さんのみなさん大変苦労して学問をされていました。
リンポチェがティテン・ノルブッツェ僧院を一任されたのは2001年のこと。
当時まだ若い32歳でした。
総本山メンリ僧院長ルントク・テンピー・ニマ・リンポチェ猊下から直々の指名。
もちろん私のラマであるヨンジン・リンポチェの意向でもあったはずです。
僧院長に指名という栄誉でさぞかし嬉しかったと思いきや、
彼は泣いて断ったそうです。
自分にはとても荷が重すぎると。。。
つづく