近年、私の友人や知人がネパールにあるボン教僧院ティテン・ノルブッツェを訪れています。年末には〇〇さんが数日の間滞在。お忙しい中ケンポ・リンポチェが加行の個人レッスンをしてくれたとか。うらやましいですね~!
もうひとり私の友人◆◆さんがティテン・ノルブッツェ僧院に訪れ、先日帰国されました。滞在中ヨンジン・リンポチェからゾクチェンの実践に関する個人的なアドバイスを直接頂き、ケンポ・リンポチェに僧院内を案内して頂き、ラマやゲシェ達と出会うことが出来たそうです。
この◆◆さんに、ボン教僧院滞在の思い出をまとめて頂きました。写真を添えて数回に分けてブログでご紹介したいと思います。わずか三日間の滞在でしたが、大変盛りだくさんの思い出が出来たそうです!しかもなんと。。。(驚きの理由は滞在記の中に!)
以下ボン教僧院滞在記の本文
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「この機会を逃さず、ぜひネパールの僧院に行ってきたらどうでしょう?」。いつもは「無理しないでください」が口癖のようだったTakahikoさん(森孝彦)のお告げとも言えるアドバイスにしたがい、旅慣れぬ私は何の計画も持たずに単身カトマンドゥへと旅立ちました。
トリブヴァン空港に着いたときは、もうすでに深夜。長い空路の旅の後、しかしカトマンズの街もホテルも真っ暗でした。しかも空気が悪く、一抹の不安と恐怖を抱えて一夜を過ごしました。
(初日)
早朝明るくなるのを待って、さっそくタクシーで僧院に向かいました。あとでわかったことですが、700ルピーと相場の3倍以上ボッタクられていましたw。
僧院の参門から急な階段を上がっていき、たくさんの小坊主や僧侶たちに「タシデレ」って笑顔をふりまきながら、右も左もわからず、うろうろしていました。英語のできそうな若いお坊さんに「ケンポ・リンポチェ(ケンポ・テンパ・ユンドゥン・リンポチェ)はどちらですか?」って尋ねました。
そうすると満面の笑みで「まあここでお茶でも飲んで待ちなさい」っていわれ、とりあえずバター茶をいただきました。じつはこれが私のバター茶初体験でしたw。うまいともまずいとも思わず待っていましたが、いっこうに誰もあらわれません。
ヨウコさんに連れられて、まずはケンポ・リンポチェのところにご挨拶にいきました。「おお、よく来た。ヨンジン・リンポチェに挨拶に行ってきたら、あとで私がお昼をごちそうしよう!」って仰りました。そうして、しばしお茶(普通のミルクティ)をいただきました。
その後、ケンポ・リンポチェとヨウコさんに連れられて、ヨンジン・リンポチェにご挨拶に伺いました。とてもとても緊張して舞い上がってしまいましたが、リンポチェはやさしく迎えてくださいました。
私「Takahikoさんのご指導のもと、瞑想に励んでおります。しかしもちろんnatural state(ゾクチェンのありのままの境地)がなんだかわかっておりません」って、たどたどしい英語であせって申し上げました。
リンポチェ「Oh、 That is a good sign(それは善い印だ)。 わかったような気になっている人もいるかもしれないが、natural stateを本当に理解するのはそんなに簡単じゃないよ」。
しばしリンポチェからアドバイスをいただいて退室した後、ケンポ・リンポチェ自ら、ダルバート定食をふるまってごちそうしてくださいました。昼食後ヨウコさんに、クントゥル・リンポチェ、ゲシェ・ゲレック、論理学堂のロポン、テンジン・ワンギャル・リンポチェの奥さん、ジョン・レイノルズなどの方々をご紹介いただきました。
午後は、僧院から歩いてスワヤンブナートに連れて行ってもらいました。一生懸命コルラ(右繞)していたら、猿におしっこをかけられましたw。きっと何かの祝福に違いありません。しかし、ここは物乞いやら猿やらゴミやら落ち着かない危険な場所でした。(つづく)