(最終日)
僧院に向かうタクシーもついに200ルピーに値切り、ようやく私もネパールの世俗で成長したようですw。
早朝、例のコンクリート下でsky gazingを30-40分していたらヨウコさんが呼びに来てくれました。ヨウコさんも偶然今日が最終日だったので、リンポチェかたがたに挨拶巡りする予定でした。とりあえずここでコーヒーでも飲んでなさい、とケンポ・リンポチェに言われ迎賓館(?)にいきました。
ここでやたらと日本マニアなイタリア人整体師とご一緒し、ひとしきりおしゃべりしました。もう25年も前にこの僧院に来たことがあるそうです。だんだん会話が盛り上がってくると親切にも、「これはアーユルヴェーダの秘薬でのどにいいから飲んでみろ!」と丸薬をくださいました。
そうこうしていると、突然(ほんとに突然!)メンリ猊下が迎賓館にいらっしゃり、謁見することができました。
ヨウコさん「この人はTakahikoの生徒で・・・」
リンポチェ「何?チベトロジー?」
私「いやいや、私ほんの初心者で・・・、ボン教ゾクチェンを・・・」
リンポチェ「そうか、ボン教だけか、ガハハハ・・」
って、あまりかみ合わない会話をさせていただき、みんなで写真を撮らせていただきました。
次に、ケンポ・リンポチェにご挨拶にいきました。「日本茶でもどうだ」って、伊藤園「おーいお茶」のティーバッグで自らお茶をいれてくださいました。
リンポチェ「これ飲むと日本を思い出すよ~」
私「いつかnatural stateが理解できるように、これからももっともっと瞑想修行に励みたいと思います」
リンポチェ「それは私も同じだよ」
私「またぜひお会いして、教えを受けたいと思います」
最後に、ヨンジン・リンポチェのところにご挨拶に伺いました。こうして、たくさんの優しさと思い出と祝福を胸に抱えて、名残惜しくも僧院をあとにしました・・・。
その後、ヨウコさんとボーダナートをお参りしました。ここはスワヤンブナートと違って、とても気持ちのいいところですね。ヨウコさんがタルチョを買ったので、1枚1枚にちいさな瞑想教室のみなさん、家族、縁のある人々の名前を書いて、メイン・ストゥーパに掛けてもらいました。
さてボーダナートをあとにしてから、ついに功徳が尽きてきたのか、はたまたイタリア人が強く勧めたアーユルヴェーダの秘薬のせいか、のどと頭が痛くなり、熱が出てきました。帰りは、発熱、頭痛、吐き気、咽頭痛でふらふらになりながら何とか飛行機を乗り継いで帰りました。
それにしても日本は美しい国(原発問題はおいといて)ですね。カトマンズの街はゴミだらけ、光化学スモッグ、砂埃、危険な交通状況、ぼったくり、物乞い、本当に怖いです。私が潔癖症になりすぎたせいでしょうか?
そんな中でも、ティテン・ノルブッツェ僧院はとてもとても優しい気持ちに包まれたオアシスのようなすてきな場所でした。おわり。
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◆◆◆さん、滞在記ありがとうございました!