先ほど一通の封書が届きました。
宛先がアルファベットなので、
海外からだとすぐわかります。
海外からの手紙や小包はめったにありません。
ネパールのボン教僧院ティテン・ノルブッツェからか、
インドで修行している友人からか。
たいがいそのどちらかからです。
切手を見てすぐにインドからだとわかりました。
マザーテレサの姿があったからです。
どんな人物かわかりませんが、
ターバンを巻いた男性の切手も。
送り主はボン教僧院から。
聞いたことがない僧院名でしたが、
住所を見たらすぐにわかりました。
昨年夏、フランスでのリトリート中、
シッキムのボン教僧院のために私は、
ドイツ人女性ウーシャにいくらか託したのでした。
その領収書を送ってくれたのです。
僧院への寄付やお布施を頂くときには、
領収書を発行するようになりました。
毎月毎年の会計審査もかなりしっかりやっています。
この手紙を邦訳してみました。
(橙色は私の解説)
シュリシング・ユンドゥン・クンダリン・ボン教僧院
2013年3月10日
森さまへ
あなたからの200ユーロの親切な寄付金について、
心から感謝します。
受け取った総額は、僧院の銀行口座に入金しました。
各僧院銀行口座を開きお金の管理をしています。
この僧院にあなたが、
以前にも援助の手を差し伸べてくれたことを、
心得ています。
そうした援助と親切心によって、
幼い小僧たちを養い、
衣類を着せて、
教育することが出来るのです。
小僧たちの大部分はとても貧しい家庭からやってきているのです。
この僧院に住むちいさな小僧はみんな、
シッキムに古くから住むレプチャ族だそうです。
ボン教の始祖ブッダ・トンパ・シェンラッブの加持により、
あなたとご家族に健康と長寿がもたらされますように。
小僧たちの笑顔がなによりの加持です♪
記録とご参考までに、該当金額の領収書を同封しました。
敬具。
代表 ラマ・ニマ・センゲ
ラマ・ニマ・センゲは総本山メンリ僧院から、
派遣されたゲシェ(仏教博士)です。