5月3日~5日までの日程で開催した、
カトマンズ巡礼ツアーの様子を三回に分けて、
ご紹介します。
「GWに私がボン教僧院に里帰りします。
カトマンズまでいらっしゃれば、
僧院内とカトマンズの街をご案内します」
と気軽に声をかけたところ、
なんと8名もの方にご参加頂くことに。
小型バスを3日間チャーターして、
楽しいカトマンズ巡礼ツアーが始まりました。
宮殿を改装したシャンカール・ホテルに、
朝9:00時過ぎになってマイクロバスが到着。
バスが遅れて私ひとり焦りまくりでしたが、
参加者の皆さまははじめてのカトマンズに、
興奮されていたご様子。
カトマンズの中心部を抜け、
一路ボン教僧院ティテン・ノルブッツェへ。
僧院付属のボン教医学院にまずはおじゃましました。
若きボン教医のペマさんが歓迎してくれました。
ペマさんのお兄さんは総本山メンリ僧院のゲシェ(仏教博士)。
そのお兄さんは昨年秋、
神戸で行われたチベット学会の為に来日されています。
ペマさんがボン教医学院の内部を、
案内してくださいました。
普段は見れない医学院内の礼拝堂や、
薬草を中心とした供物も興味深かったですね。
11:00時からはゾクチェンの法話。
なんとヨンジン・リンポチェから直々に、
貴重な教えを拝聴することが出来ました。
ほんとうに、ほんとうに、
なんて幸運なのでしょう。
しかも私達日本人グループだけのために!
この日のテーマは”グル・ヨーガ”。
日常生活と融合させるグル・ヨーガの教えは、
目が覚めるような法話でした。
やはりヨンジン・リンポチェのお話は、
ひと味もふた味も、
ちがいました!
ただいま参加者のひとりが文字起こししてくれています。
後日、英語版と日本語訳版の書籍にまとめて、
皆さまの手に入るようにする計画です。
お楽しみに!
法話後には若い先生方にご挨拶しました。
論理学堂のツォンパ・テンジン師。
ひとりひとりに祝福のスカーフ(カタ)を、
掛けて迎えてくださいました。
瞑想学堂長のツルティム・テンジン師は、
来日経験がある先生です。
参加者からボン教ゾクチェンの、
系譜に関する質問が飛び出しました。
分かりやすい英語で、
親切に答えてくださいました。
女性参加者の方が風邪気味。
そこでボン教医に診察をお願いしました。
ぺマさんが脈で診察をしているところ。
チベット薬の処方もしてくださいました。
大量のマスクや消毒液など。
どれもツアー参加者の皆さまが、
日本から持って来てくれたものです。
医学院の学生さんから、
「ありがとう」とのお礼。
ボン教医学院でチャイをご馳走になった後、
バスに乗り込み聖地スワヤンブナートへ。
タンカ(仏画)の工房見学。
知り合いの工房へ案内してくれたのは、
ゲシェ・モンラム・ワンギャル。
私の古くからの友人の一人。
独特の話し方が記憶に残ったのではないでしょうか。(笑)
ツアー参加者のYさんは、
日本でチベット式仏画を本格的に学ばれています。
絵師の仕事ぶりを見る目は真剣そのもの。
その熱意にこたえて、
二種類のグラデーションの描き方を実演してくれました。
Yさん大興奮!(笑)
ゲシェ・モンラム・ワンギャル師は、
この工房に80枚もの仏画をオーダーしています。
それぞれの成就者のタンカに、
その伝記を記載して、
本をつくるプロジェクトだとか。
その場で、日本語版を出す許可もくださいました!
夜はダンスショーを見ながらの豪華(?)ディナー!
食事もおいしかったですし、
ダンスも(そこそこ)楽しかったです。
なによりもみんなでワイワイする、
食事は格別でした。
ダンスショーには、
写真のような、
カトマンズの志村けんも。。。(笑)
ただしクジャクですが。
こうして一日が、
暮れていきました。
初日から盛りだくさんの内容でした!