少し前にシェンテンのリトリートから帰国しました。
今年も計5週間、フランスのボン教センターに滞在。
シャンシュン・ニェンギュのリトリートが3週間あり、
アティのリトリートが1週間。
その間には密教マギュの灌頂も!
盛りだくさんの夏でした。
今日はリトリートで知り合った女性についてご紹介します。
ある日ルームメイトのカルロスが、
「シェンテンには加行を終えた人がたくさんいるよ」
と教えてくれました。
その中のひとりがシモーネさんでした。
シモーネさんはドイツからやってきました。
モデルのような長身のすらっとした美しい女性。
去年、彼女と私は同じキッチン・チームのボランティをしていましたが、
あまり話をしませんでした。
なんでもボン教の加行を実践したくてしかたなかったとか。
シェンテンに滞在していたゲシェ・ゲレックにお願いして、
ドイツに来てもらったとか。
そしてすぐさま加行を実際に始めたそうです。
専業主婦である彼女は、
家事以外の時間はすべて加行に費やしたとのこと。
朝、起きて1時間、
旦那さんを会社に送り出してから1時間、
午後4時間。
毎日毎日6時間ずつ加行をコツコツと進めること2年。
この夏、五体投地をあと数千回のこすばかりだという。
加行はそれぞれ10万回ずつ真言を唱え、
五体投地し、マンダラを供養。
時間もかかるし体力も使います。
でもシモーネさんは
「加行するのが楽しくて楽しくて仕方なかった」そうです。
本当に幸せそうな笑顔で答えてくれました。
「もうすぐ加行の90万回が終わるけど、
終えるのがもったいない!」
なんて言葉を口癖にしていました。
日本のボン教仲間の私達も、
時間がかかってもぜひ、
シモーネさんのように加行を完成してみませんか。