数珠や座具の選び方
good choice for rosary and meditation mat
数珠の選び方
チベットのボン教や仏教を実践する人にとって、数珠はとても大切なアイテムです。チベットでは僧や尼僧だけでなく、一般の方も常に数珠を文字通り身に付けて携帯しています。仏塔や聖地の周りを廻るコルラをする時に、マントラを唱えながら数珠を手繰る光景をよく目にします。教えに対する深い信仰の印でもあります。
その他に、唱えたマントラや五体倒地の回数を数える目的でも良く使われます。マントラを一回唱える毎に、五体倒地を一度する毎に、数珠の玉をひとつずつ手繰って行くのです。このように、チベットでは数珠はアクセサリーというよりも便利な実用品なのです。
数珠には木の実の数珠や、骨の数珠や、石の数珠など様々な種類があります。数珠の玉は108玉のものか54玉のものが多く見られますが、108玉の数珠が数を数える目的には良いでしょう。購入の際には108玉ちゃんとあるか確認しましょう。
数珠の長さは下の写真のように、手首に巻いた時にずれ落ちない長さが良いでしょう。購入した時には、たこ糸を使って数珠玉がつながっている場合がありますが、たこ糸は切れてしまうこともあります。釣り糸などと自分で付け換えると切れにくくなります。
はじめから高額のものは選ばず、最初は2,000円位の数珠をチベット関係の物品を扱うお店で買いましょう。そして、チベット人ラマの法話やイベントがある時には数珠を身に付けて出席できると素晴らしいです。
仏縁を感じたラマ(先生)にはぜひ愛用の数珠に祝福をお願いしましょう。そうすると、その数珠は一生の宝物になりますから。(お礼は忘れずに)
注)通常、小さな瞑想教室にご参加の場合、数珠を携帯して頂かなくてOKです。
座具の選び方
身体を安定させることは瞑想する時の大切なポイントです。
瞑想をし始めの頃は少し高めの座具に座ると良いようです。座位置が高くなると、左右の膝が床に接触して、お尻と合わせて三点でしっかりと身体を支えることが出来ます。そして、背骨が伸びやすくなり、リラックスして座れるようになります。
また、座具は柔らかいものよりも、堅めの物の方が良いようですが、自分に合ったものを選びましょう。
座具は座布団でも代用できるので、あらためて買う必要はありません。座布団を利用する場合には二つ折りにする位の高さがちょうどいいかもしれません。